第16回
知識を増やすだけでは変わらない——完璧を求め過ぎることのリスク
芳村裕太 · LLC Rip.D
- 営業マネージャー
- AI
- 学び方
地方中小企業の AI 導入・活用支援をしているLLC Rip.D(リップ)代表の芳村です。
このブログは営業チームのマネージャー・経営者さまに向けて書いています。
営業領域20年超の現場経験とプロのエンジニアのもとで学んだ AI に関する専門的な知見を融合して、事業活動のお役に立つ情報を「現場の言葉」でわかりやすくお伝えしています。
休憩時間や移動中に、AI活用の解説記事や動画をつい開いてしまう。そんな時間の使い方に心当たりはないでしょうか。
「便利そうなAIの使い方」の情報はどんどん増えていく。でも、実際に自分の仕事でAIを開いて使った回数は、あまり増えていません。
「もう少し勉強してから使い始めたほうがいい気がする」「まだ自分には早い、もっと知識をつけてから」——そう思って、インプットを積み重ねてしまうのです。
これは、実はよくある足踏みのパターンです。
この記事でわかること
- 解説を読むほど、実は足踏みしていることがある理由
- 実力が上がるのは手を動かしたときだけという事実
- 完璧に理解してから、でなくていいという考え方
解説を読むほど、実は足踏みしていることがある
結論からお伝えすると、AIの解説をどれだけ読んでも、それだけでは使えるようになりません。実力が上がるのは、自分の手で実際に動かしたときだけです。
インプットを増やすと「学んでいる感覚」は得られます。ですが、それと実際に使えるようになることは別の話です。この違いに気づかないまま、解説記事や動画を見る時間ばかりが増えていくケースは少なくありません。
実力が上がるのは、手を動かしたときだけ
野球が上手くなる本をどれだけ読み込んでも、実際にプレーできる人にはなりません。ルールやフォームを理解することと、バットを振って打てるようになることは、別のプロセスだからです。
AIの活用も同じです。どんなにわかりやすい解説があっても、実力が高まるのは自分で手を動かして学ぶときだけ。解説はあくまで学びのきっかけであり、それ自体で実力が一気に上がるわけではありません。
学び始めのころは、誰でも完璧に理解できているわけではありません。悩みながら、調べながら、手を動かして前に進んでいく。それが普通のことなのです。
完璧に理解してから、でなくていい
「もっと勉強してから」と考える背景には、完璧に理解してから使い始めたいという気持ちがあります。ですが、その順番が足踏みを生んでいます。
焦って全部を頭に入れておく必要はありません。「そういえば、こんな使い方があったな」と思い出せる程度で十分です。そこから先は、実際に動かしながら身につけていけばいいのです。
今日から始める小さな一歩
直近で読んだ解説記事や動画を1つ思い出してみてください。
そこで紹介されていたやり方を、今日中に1回だけ、自分の仕事で試してみてください。完璧に理解してからでなくて構いません。まず動かしてみることが、次の一歩につながります。
まとめ
AIの解説を何本見ても、それだけでは実力はつきません。
野球が上手くなる本を何冊読んでも打てるようにならないのと同じで、AIも解説を読むだけでは前に進みません——今日1回、手を動かしてみることが、次の一歩につながります。
