第15回
自分はAIを使いこなせないかも——その不安の正体
芳村裕太 · LLC Rip.D
- 営業マネージャー
- AI
- 学び方
地方中小企業の AI 導入・活用支援をしているLLC Rip.D(リップ)代表の芳村です。
このブログは営業チームのマネージャー・経営者さまに向けて書いています。
営業領域20年超の現場経験とプロのエンジニアのもとで学んだ AI に関する専門的な知見を融合して、事業活動のお役に立つ情報を「現場の言葉」でわかりやすくお伝えしています。
AIの使い方について説明を聞いたとき、「なるほど、わかった」と思ったことはないでしょうか。
ところが翌週、実際に自分の仕事でAIを使おうとすると、何を入力すればいいのかわからず、手が止まってしまう。
「この間はわかった気がしたのに、いざやろうとすると全然手が動かない。自分は飲み込みが遅いのかもしれない」
そう感じて、自信をなくしてしまう方がいます。でも、不安にならなくて大丈夫です。
この記事でわかること
- 「わかったのに身についていない」その違和感の正体
- 不安の正体は能力ではなく**「慣れ」**
- 退屈な反復を乗り越える1つのコツ
「わかったのに身についていない」その違和感の正体
結論からお伝えすると、「身についた気がしない」のは能力不足ではありません。まだ、手を動かした回数が足りていないだけです。
説明を聞いて理解することと、実際に使えるようになることは、別のものです。この2つを混同してしまうと、「わかったはずなのにできない自分」を責めることになってしまいます。
不安の正体は、能力ではなく「慣れ」
「身についた」という感覚の正体は、慣れです。
どれだけ丁寧に説明を受けても、頭で理解しただけでは、身についた感覚にはたどり着きません。10代の頃、どうしても理解できなかった問題が、何度も解いているうちに、気づけば疑問に思わなくなっていた——そんな経験に近いものです。
つまり、不安の正体は「わからないから不安」なのではなく、「まだ慣れていないから不安」なのです。この違いは、意外と見落とされがちです。
不安をなくすための最短距離は、説明をもっと丁寧に読み込むことではありません。慣れるまで、実際に手を動かし続けることです。
退屈な反復を乗り越える1つのコツ
ただし、ここで1つ問題があります。反復は退屈だということです。
与えられたお題をただこなすだけの練習は、やる気の維持が難しいものです。「これ、自分の仕事では使わないよな」「何のためにやってるんだろう」——そう疑問を持った瞬間、手が止まってしまいます。
この退屈さを乗り越える最良の方法は、自分が本当に必要としている仕事で、実際に試してみることです。今書きかけの見積書、来週の会議の議事録メモ——お題として与えられたものではなく、自分ごとの仕事でAIを使ってみる。うまくいかなくても、それは「まだ慣れていない」だけなので、数回繰り返せば手が止まらなくなっていきます。
今日から始める小さな一歩
説明を聞いて「わかった」で終わりにせず、今抱えている実際の仕事を1つ選んでみてください。
そして、その場でAIに渡してみる。最初はうまくいかなくても構いません。手を動かした回数だけ、慣れは確実に積み上がっていきます。
まとめ
「身についた気がしない」からといって、落ち込む必要はありません。やっていくうちに、自然とできるようになっていきます。
不安の正体は「わからない」ではなく「まだ慣れていない」だけ——慣れるには、説明を聞くより先に、自分の仕事で実際に手を動かせばいい——これが今日の takeaway です。
